「そのために、……死の予定を立てる、ということですか? 看取ってくれる人と、スケジュールを調整するために?」 「人生のあらゆる重大事は、そうでしょう? 死だけは例外扱いすべきでしょうか? 他者と死を分かち合うというのは、臨終に立ち会うだけじゃない。時間を掛けて、一緒に話し合う時間を持つ、ということです。」 平野啓一郎『本心』(コルク、2021年)自死生/死倫理/道徳