リンクをコピーしました

Ray の誕生日なのでおめたん LINE をすると、絢瑛と入籍したと返事が来た。おめでとう!

この一週間で、大野くんから「プロポーズしました!」と連絡があり、美穂子からも入籍したという知らせが届いた。少し前には加藤真悟も結婚した。いわゆる「結婚ラッシュ」的な波が少し下の代で起きている。とりあえず「式でも何でも力になれることがあれば言ってくれ!」と話している。

かつて一緒に夜通し酒を飲んだり、他愛もない話で笑い転げていた友人たちが、それぞれの生活を選び取り、人生の新しい局面を迎えていく。その報告を受け取るたび、友達が遠くへ行ってしまうような寂しさがあるけれど(そんなことは全くないはずなのだけど)人生はこういうモラトリアムの終わりをひとつずつ引き受けながら、それを自分の皮膚になじませるようにして年輪を重ねていくものなのだと思う。というか、こういう寂しさや切なさも含めて味わえる人生でよかった。みんな、どうか幸せになってくれ!

久しぶりに、納期の迫った仕事をひとつも抱えずに迎えた金曜の夜だ。(もしこれを読んでいる人で、僕に何かを依頼している方がいたらごめんなさい。見なかったことにしてください。)

あまりの開放感に浮かれてしまい、夕方から新宿を歩いて目についた雀荘に入って東風戦を四回打った。それから高円寺まで戻り、中華屋「福来門」(南口の方)で上海炒麺を平らげ、餃子をつつきながら深夜までダラダラと居座る。

何か新しい活字を頭に入れる気になれず、あてもなく Kindle ライブラリをスクロールしていると、昔何かのセールで買ったまま放置していた中島らもの『今夜、すべてのバーで』が目に留まった。いまやすっかり酒客としての生活からは遠ざかってしまったけれど、今夜の気分にはちょうどいい。

読み始めてすぐに、アルコール依存症で特別病棟に入院している主人公(中島らも)の年齢が三十五歳だと知り、思わず腰を抜かした。こいつ僕より若いのかよ。

以前この本を読んだのは、確か中学生か高校生の頃だ。少なくとも僕がまだ酒の味を知らなかった頃のはずで、恐らく二十年以上も前のことだと思う。当時は「とんでもなく破天荒なオッサンの話」として面白がっていたはずなのに、今や「まだ若いのに、こんなところまでいってしまったのか……」と、作中に登場する医師や看護士たちと全く同じ目線で痛々しく感慨に耽ってしまった。歳を重ねると、この手の不意打ちを食らうことが増えていく。