NiEW のオフィスで打ち合わせをした後、そのまま会議室を借りて作業させてもらっていると、柴田さんがかわいい漫画を持ってきてくれた。

『別冊よすみ』は、SORAJIMA という出版社の中に作られた漫画編集部「よすみ」が発行している紙の作品集だ。
パラパラとページをめくってみると、そこに載っていたのはいわゆる典型的な商業漫画の形式からは少し浮いた、なんともいえない人間の「分かりづらさ」や生活のざらつきをそのまま残したような作品ばかりだった。漫画家だけではなく、歌人やエッセイスト、劇作家といった人たちが、カルチャーの境目を軽々越境してきたようなかんじでコラムや短歌を寄せていたりする。
世の中のあらゆるものが「わかりやすさ」にどんどん回収されていく中で、こういう不器用なものに触れると、無性に頼もしく、愛おしく、救われるような気持ちになる。
その後、柴田さんに身の上話なものを聞いてもらったりしたのだけど、そういった雑談も含めて、今日は救われるような時間が多かったと思う。つまりめちゃくちゃいい一日だった。